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首都空港鉄道が開通1年、利用者伸びず

インドネシアの首都ジャカルタ中心部と郊外のスカルノ・ハッタ国際空港を結ぶ空港鉄道(レールリンク)が昨年1月に開業してから1年がたった。市内の慢性的な渋滞で所要時間が読めないバスやタクシーに代わる公共輸送手段と期待されていたが、利用者は伸び悩んでいる。高い運賃や他の公共交通機関との接続が不便なことが主な原因とみられている。11日付ジャカルタ・ポストが伝えた。

空港鉄道の運営事業社、レールリンク・インドネシアによると、昨年11月時点で空港鉄道の1日当たりの利用者数は、平日が2,700~3,000人、金曜日が4,700~5,000人、土・日曜日が2,000~2,500人だった。利用の最も多い金曜日の5,000人でも1日の平均乗車率はわずか26%にとどまっている。

南ジャカルタのクバヨランラマの住民は「空港鉄道を利用する場合、タクシーで中央ジャカルタのスディルマンバル駅まで行かなくてはならない。接続が悪いため通勤電車を使ってスディルマンバル駅まで行くのは極めて不便で、大きな荷物を持って移動する場合はなおさらだ」と述べた。

運賃についても、スディルマンバル駅から空港までの7万ルピア(約540円)は、空港バスの運賃3万~4万5,000ルピアに比べてかなり割高だ。空港鉄道の現在の運行本数は1日78本だが、利用者からは運行本数の増加を求める声が上がっている。

運輸研究所(Instran)のダルマニンティアス所長は「空港鉄道の利用者を増やすためには、他の公共交通機関との接続性が重要。乗り換え回数は最大3回、合計所要時間は1時間30分以内に抑えるべき」と述べた。

ブディ運輸相は「大量高速輸送システム(MRT)が予定通り2月に運行を開始し、南ジャカルタのマンガライ駅の改修工事が2020年までに終わり、在来線と空港鉄道が接続すれば、乗車率は目標の60%を超える」と楽観視している。

現在の停車駅は、ブカシ駅、スディルマンバル(BNIシティー)駅、西ジャカルタのドゥリ駅、空港駅の4カ所になっている。


関連国・地域: インドネシア
関連業種: 運輸

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