インドネシアでコメに商標「OSAKA」が出願された問題で、大阪府は9日、府が昨年10月に行った異議申し立てがインドネシア当局に承認されたと発表した。当局は「商標出願人に悪意がある」と認定したことを承認の理由とした。
大阪府によると、昨年8月にインドネシアで、コメに「OSAKA」という名称が商標出願された。大阪府は10月、大阪産の農産物の輸出を推進する上で支障をきたす可能性があるとして、インドネシアの知的財産総局に異議申し立てを行った。松井一郎知事は陳述書で「(消費者を誤認させることによって)大阪という名前を傷つけることになり得る」と訴えた。これに対してインドネシア当局は12月7日、異議申し立ての承認を通知した。
出願者は明らかにしていない。
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