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豪11月失業率、5.1%に悪化も就業者は増加

豪政府統計局(ABS)が20日に発表した、オーストラリアの11月の失業率(季節調整値)は5.1%と前月から0.1ポイント悪化した。求職者が増えたことが背景。ただ、パートタイム就業者が、前月から4万3,400人増加したことが奏功し、就業者数が全体で0.3%増加した。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューなどが伝えた。

失業者数は、前月比12.5%増の68万3,100人となった。失業者のうち、フルタイム求職者は同5.6%増の47万人となった。一方、パートタイム求職者数は、5.4%減の21万3,200人となった。男女別の失業率は、男性は前月比0.2ポイント悪化の5.2%となったが、女性は横ばいで5.1%だった。

州別の失業率は、ニューサウスウェールズ州と南オーストラリア州で、それぞれ0.1ポイント改善したが、ほかのすべての州で悪化。特に西オーストラリア州は0.8ポイント悪化の6.5%と最も悪かった。

就業者数は1,269万4,300人となり、内訳は、フルタイム就業者が868万4,600人とほぼ横ばいだったものの、パートタイム就業者が400万9,600人(約1.1%増)となった。

また、1カ月当たりの総労働時間は3.3%減の17億5,900万時間、労働参加率は0.2ポイント増の65.7%だった。

コンサルティング会社キャピタル・エコノミクスのエコノミストは、雇用が堅調に拡大していると指摘。今回の結果は、低調な住宅市場はほかの産業に影響を及ぼしていないと考えるオーストラリア連邦準備銀行(RBA)の見方を支持するものだとした。

日本のリクルートが運営するオンライン人材サービス会社インディードのエコノミストも、就業者の増加に注目。ただ、パートタイム就業者が全体を押し上げた点に注意が必要だとした。

オンライン証券コモンウェルス・セキュリティーズ(コムセック)のエコノミストは、求人広告件数が増える一方で技能労働者が不足していることなどから、さらに就業者が増えるものの、企業は必要な求人を埋めることが難しくなると指摘している。

オーストラリア・ニュージーランド銀(ANZ)のエコノミストは、雇用が売り手市場になっており、今後は失業率が改善に転じると予想。賃金も上昇傾向に向かうとしている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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