韓国の完成車最大手、現代自動車は17日、指紋認証でドアロックを解除し、エンジンをかけられる技術を開発したと発表した。2019年1月に中国で発売するスポーツタイプ多目的車(SUV)「サンタフェ」を皮切りに、新モデルに順次搭載していく計画だ。
現代自によると、指紋認証でエンジンをかけられる自動車は過去にもあったが、セキュリティーや耐久性の問題からドアロック解除に導入された例はないという。現代自は「静電容量式のセンサーを採用したため、コップなどから採取し複製した指紋でロックが解除される心配はない」と説明する。指紋と一緒に座席の位置やサイドミラーの角度を登録すれば、毎回ドアロックを解除する際に、自動で調整する機能なども搭載する。
現代自は指紋認証技術だけでなく、近距離無線通信(NFC)などさまざまな先端技術を活用し、ドライバーの利便性を高める製品を開発していく方針としている。
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