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非ムスリムの政治参加に不満

大統領選、宗教戦略の重要さ増す

インドネシアのムスリム(イスラム教徒)の間で、非ムスリムの政治参加に対する不寛容性が高まっている。インドネシア世論調査研究所(LSI)が実施した世論調査によると、非ムスリムが大統領になることに不満を表明するムスリムは過去2年間で48%から59%に増加した。来年4月の大統領選では、他宗教に寛容な姿勢をとるジョコ・ウィドド大統領を「非ムスリム」とみなす、保守系のムスリムたちが反大統領で結束を強める動きが進んでいる。