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三菱、高層住宅向け空調設備・昇降機を強化

三菱電機はインドネシアで、省エネ型の空調設備とエレベーターの販売を強化する。オフィスビルなど不動産市場の停滞は続いているが、住宅物件は建設工事が再開しつつあるとみて、アッパークラスの高層アパートを中心に売り込む。

空調・家電製品とファクトリーオートメーション(FA)事業を手掛ける三菱電機インドネシア(MEIN)は、熱交換形の換気機器「ロスナイ」と、独自の技術で2管式の熱回収運転による省エネ効果の大きい空調システム「R2」の販売に本腰を入れる。

いずれも新築物件を対象とした製品。インドネシアでは数年前に取り扱いを開始したが、省エネに対する関心の高まりを背景に商機があるとみて、販売を強化する。MEINの押部進(おしべ・すすむ)社長は、「昨年から今年初めにかけて工事が遅れていた案件が、今ようやく戻りつつある」と述べ、同社の売上高を向こう3年間で現在の2倍に引き上げる目標を明らかにした。

三菱ジャヤ・エレベーター&エスカレーター(MJEE)は、2月に販売を開始したエレベーター「NexWay―S(ネクスウェイ・エス)パッケージR」を紹介した。主にアッパークラスの最高67階までの高層住宅に対応できる。先行して投入したオフィスビル向け大型高速エレベーター「ネクスウェイ」が特注型なのに対し、ネクスウェイ・エス・パッケージRはエレベーターの寸法や内装の種類を規格化した。

製品はタイから輸入し、MJEEが西ジャワ州カラワン県で操業する工場で、ドア周りなどの部品を据え付けて完成させる。製品の現地調達率は現在32%。森英之副社長によると、ルピア通貨の対米ドル安が響き、今年の販売台数は前年比2割減の約500台に落ち込むとみているが、インドネシアに工場を持つ競合他社がないことを強みに販売に力を入れる。

7日には首都ジャカルタにある両社のオフィス兼ショールームで、建築設備のコンサルタント、設計事務所、ゼネコンの設備担当者を対象に、これら商品を紹介するセミナーを開いた。両社が共同でセミナーを実施したのは初めて。

三菱電機の製品を紹介するMEINの押部社長(右端)と、MJEEの森副社長(左端)=7日、ジャカルタ(NNA撮影)

三菱電機の製品を紹介するMEINの押部社長(右端)と、MJEEの森副社長(左端)=7日、ジャカルタ(NNA撮影)


関連国・地域: インドネシア日本
関連業種: 電機

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