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今年の大卒初任給は4500元、求職サイト調査

中国の大学(本科)を今年卒業する新卒者の初任給は平均で4,500元(約7万5,000円)となり、前年を4.7%ほど上回ることが、求人求職サイトの香草招聘と教育サービス最大手、北京新東方教育科技集団が4日共同で発表した大専(専門学校に相当)以上の新卒者の就職状況についてまとめたリポート「2018高校応届生就業報告」で明らかになった。ニュースサイトの澎湃新聞が4日伝えた。

調査は今年大専、大学(本科)、碩士(修士)、博士を卒業する新卒者を対象にインターネットによるアンケート形式で実施し、約3,000件の有効回答を得た。

これによると、初任給の平均は大専が2,900元(前年調査は2,800元で3.6%増、以下同)、大学が4,500元、碩士が6,100元(5,900元、3.4%増)、博士が8,000元(7,900元、1.3%増)だった。

教育省によると、今年の新卒者は820万人で前年比25万人増加したとみられ、求職者の数だけで見れば、就職戦線はこれまで以上に厳しくなっていると言える。ただ今回の調査では8割以上の新卒者が卒業前に1件以上の内定をもらったと回答、リポートは「今年の新卒者の就職状況は前年より明らかに好転している」と分析した。

一方、大学での専攻とは無関係の仕事に就く新卒者が多いことも浮き彫りになった。5割以上は「就職先と自身の専攻には関連性がない」と回答。「多少関係はある」は31.3%、「専攻と合致している」は13.8%だった。

就職活動に際して、「この仕事に就きたい」というはっきりとした計画を描けていない新卒者が一定以上いることも分かった。就職活動の結果について、49.7%が「計画の範囲内だった」、19.6%が「計画以上の結果を得た」と回答する一方、30.7%は「計画は立てなかった」と答えた。

■人気の都市1位は北京

就職先を選ぶ理由(複数回答)は「報酬」が55.1%で最も多かったが、前年の59.1%からはやや下がった。次いで「就職先の場所」(35.5%)、「仕事の内容」(34.9%)などとなった。

戸籍所在地以外でどの都市での就職を希望するかを尋ねる質問では、北京を筆頭に上海、深セン、広州、成都が上位5位となった。1位と2位が入れ替わった以外は前年と同じ顔触れで、経済力があり、待遇面でも頭一つ抜けている4大都市「北上広深」が上位4位を占める構造は変わらなかった。これに続く都市では成都が杭州(6位)や武漢(7位)、天津(8位)を上回る人気ぶりをみせている。

就職先の都市を選ぶ理由(複数回答)も、「経済が発展している」が44.5%と最多。次いで「多数の就業機会から選択できる」(25.4%)、「都市の環境」(23.3%)となった。

一方、各都市が優秀な人材を引き寄せるために打ち出している優遇策の一つ「戸籍の付与」を、就職先の都市を選ぶ理由に挙げた新卒者は11.9%しかおらず、「(その都市に)愛着がある」の13.5%すら下回る結果に。かつては地方出身者にとって垂涎(すいぜん)の対象だった大都市の戸籍付与は、今では特別なインセンティブとはみなされていないようだ。


関連国・地域: 中国-全国
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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