• 印刷する

豪競争委、電気代「うそ」の割引を規制へ

オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)のロッド・シムズ委員長は、国内の電力小売業界に対し、電気料金で大きい割引を行っているように見せかけているとしてより厳しい罰則を科すほか、電力小売市場は「混乱」している状態だとして、透明性をさらに高めていく方針を明らかにした。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

シムズ委員長は、電力小売企業が基本料金のほか、期間や商品を限定した割引額をあらかじめ割り増しした上で割引料金を設定し、消費者にあたかも大きな割引を受けたような印象を与えていると批判。電気料金は実際のところ、低下するどころか上昇していると指摘している。

シムズ委員長はまた、近く連邦政府に提出される報告書の中で、過去10年間で2倍以上となった電気料金の引き下げに道筋をつけたいとの考えを示し、オーストラリア・エネルギー規制機関(AER)に対しさらに大きい権限を持たせる方針を明らかにしている。

電力小売市場の規制を巡っては先に、オーストラリア・エネルギー市場委員会(AEMC)が、割引料金の設定に関し規制を強化する方針を示したが、シムズ委員長は、業界に変化が認められず、「顧客は多大な損害を受けている」と述べ、現行の規制だけでは不十分との考えを示した。

連邦政府は昨年、消費者が割安な契約に移行できる制度の導入状況や、より安価な他社契約に移行できる制度を導入するよう業界に要請したが、独立系シンクタンクのオーストラリア・インスティテュート(AI)は、「小売企業が新たな規制の抜け穴を利用すれば、横行している誤った“割引”はなくならない」と警鐘を鳴らしている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 電力・ガス・水道小売り・卸売りサービスマクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

テイクオフ:多文化国家のオーストラ…(04/26)

豪1~3月期CPIが横ばい 準備銀に利下げ圧力も(04/26)

積水とシンガ企業、シドニー商業施設を売却(04/26)

三菱UFJ、アリウム債権をバンカメに売却(04/26)

最高税率区分に入った納税者、5年で26%増(04/26)

選挙戦1週目、FBではアダニの炭鉱が話題(04/26)

AHG、「競合の買収提示額は過小評価」(04/26)

包装アムコーが米工場売却、買収承認の条件(04/26)

労働党、NAIF貸付の代替政策を公約に(04/26)

豪投資ビザ、中国人向け発給数が60%超減少(04/26)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社エヌ・エヌ・エーは一切の責任を負いません。

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン