インドネシアの配車アプリ大手ゴジェックは24日、ベトナムとシンガポール、タイ、フィリピンの東南アジア4カ国への進出計画を発表した。投資総額は5億米ドル(約546億8,700万円)。
ナディエム・マカリム最高経営責任者(CEO)によると、数カ月以内に各国で配車サービスから開始し、多角化を進めていく。「各国の事情に精通した現地パートナーと提携し、ゴジェックはアドバイザーとして役割を果たしたい」と述べた。
25日付地元各紙によると、ゴジェックのアンドレ社長は、提携企業の詳細や現地企業を買収する可能性などについて、「時期が来たら発表する」と述べるにとどまった。
ゴジェックは、これまで東南アジア進出に向けた調査や、各国の政府機関との調整を続けてきた。複合企業アストラ・インターナショナルや、米IT大手グーグル、中国のインターネットサービス大手の騰訊(テンセント)など、内外の大手企業から投資を獲得したことも海外進出の後押しとなった。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。