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テイクオフ:初老の台湾人男性がよっ…

初老の台湾人男性がよっこらせと腰掛け、気持ちよさそうに額の汗をタオルでぬぐう。日本の銭湯の光景ではない。台北市のとある中学校のグラウンドである。

九州と同じほどの面積の小さな島に、オーストラリアより多くの人々が住む台湾は、日本よりもずっと人口密度が高い。当然、おいしい空気を吸いながらジョギング、などという優雅なエクササイズができる場所は限られている。そんな中、健康志向の老人たちにせめてもの救いになっているのが、公立学校のグラウンドである。夕方、一般開放されると同時に、学校のグラウンドの年齢層は急上昇する。さすがは、世界で最も急速に高齢化が進む地域のひとつだ。

亜熱帯のうだるような暑さの中、力強くトラックを踏みしめるこの国のベテランたちを横目に、生徒たちはスマホ片手に塾に直行していく。(陳)


関連国・地域: 台湾
関連業種: 社会・事件

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