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17年交通統計、陸・海・空で軒並み記録更新

台湾の交通部(交通省)統計処が発表した2017年の交通統計で、主要18指標のうち12指標で過去最高を更新した。桃園機場捷運(桃園空港MRT)の開通や台湾高速鉄路(台湾高鉄)の延伸などで鉄道の乗客数が増えたほか、前年に続く国際クルーズ船や格安航空会社(LCC)の台湾路線の増加も、全体の数値の押し上げに貢献した。海運業の回復も鮮明だった。

クルーズ船の寄港回数は今年も増加傾向。今月8日には、米プリンセス・クルーズの豪華客船「マジェスティック・プリンセス」が基隆に初寄港した(基隆市政府提供)

クルーズ船の寄港回数は今年も増加傾向。今月8日には、米プリンセス・クルーズの豪華客船「マジェスティック・プリンセス」が基隆に初寄港した(基隆市政府提供)

陸上の公共交通網(軌道交通とバス)の1日平均乗客数は前年比2.3%増の延べ646万人。このうち軌道交通は3.4%増の308万人、バスは1.3%増の338万人だった。

軌道交通別の統計では、台北捷運(台北MRT)の1日平均乗客数が前年比1.1%増の延べ204万4,000人で過去最高を更新。運賃収入も0.5%増の162億台湾元(約595億円)だった。高雄捷運(KRT)の1日平均乗客数は2.2%増の17万6,000人で、運賃収入(16億元)とともに過去最高だった。

17年3月に正式開通した桃園空港MRTの1日平均乗客数は5万7,000人で、運賃収入は13億元。乗客数の50.2%が航空便利用者で、乗降客が最も多かったのは台北駅(1日平均3万人)だった。環状ライトレールの高雄捷運環状軽軌(高雄LRT)は第1期区間が同年9月末に開通したばかりで、今回の統計には含まれない。

台湾鉄路(台鉄)の1日平均乗客数は1.3%増で、過去2番目に多い63万8,000人だった。台湾高鉄の1日平均乗客数は7.3%増の16万6,000人で、過去最高を更新した。

バスの1日平均乗客数は1.3%増の338万3,000人で、過去2番目の多さだった。

■アライアンスの影響で積み替えは減少

景気の回復基調と輸出量の増大を背景に、海運需要も好調だった。国際港湾(高雄・台中・台北・基隆の各港)のコンテナ取扱量は、20フィートコンテナ換算(TEU)で16年比0.2%増加し、過去2番目となる1,479万TEU。うち輸出(4.8%増の473万TEU)、輸入(4.6%増の475万TEU)とも過去最高を更新した。

ただ、17年に商船三井など海運世界大手5社が「ザ・アライアンス」を、フランスのCMA CGMなど4社が「オーシャン・アライアンス」をそれぞれ結成。各社間でコンテナ船と直接寄港地の連携を始めたことから、積み替え(532万TEU)は6.9%減少した。

港湾別では高雄港のコンテナ取扱量が1,021万TEUで全体の69.0%を占めたが、港湾設備の更新や拡張で台中港が8.1%、台北港が5.7%増えた。

国際クルーズ船の寄港回数増に伴い、国際商業港(基隆・高雄・台中・花蓮の各港)を出入境した旅客数は過去最高の142万7,000人で前年比16.1%増え、うち台湾人客は32.2%増の97万4,000人だった。また、高雄港と基隆港に寄港したクルーズ船の総便数は、29.9%増の643便だった。

■「新南向」18カ国からの訪台3割増

航空便も好調で、台湾域内空港の旅客数が過去最多の6,598万人となり、前年から4.3%増えた。このうち国際線の旅客数は、過去2番目の4,403万人(8.1%増)で、路線別では初めて日本線(3.8%増の1,290万人)が首位となった。台湾桃園国際空港の旅客数も、過去最高の4,488万人(6.1%増)だった。

訪台旅客数は過去最高の1,074万人で、0.5%増え、3年連続で1,000万人の大台を突破。うち観光目的の旅客数(1.2%増の765万人)と、海外渡航した台湾人の数(7.3%増の1,565万人)も、それぞれ過去最高を更新した。

蔡英文政権が進める「新南向(新南進)」政策の対象18カ国から訪台した人の数は初めて200万人を超え、27.6%の大幅成長となった。


関連国・地域: 台湾
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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