医師の離職率が5.9%に、直近10年で最悪

香港の公立病院では、2017年2月~18年1月の医師離職率が過去10年で最悪の5.9%に達している。今年第4四半期(10~12月)には児童病院が九龍・啓徳(カイタク)発展区で開業する予定だが、マンパワー不足から一部サービスは延期になる可能性が出てきた。外国人医師の引き入れを求める声も高まりつつある。21日付香港経済日報などが伝えた。

医師の離職率は09年以降、3~4%台を推移してきたが、16年以降は5%を突破している。

香港の公立病院を管轄する医院管理局(病院管理局=HA)によると、啓徳の児童病院では医師(採用人数108人)、看護師(395人)、専門医療スタッフ(86人)、管理・事務職員(474人)などの計1,066人を初期段階で採用する計画だが、昨年末時点で採用が決まった人数は約4割の計403人。このうち医師は2年以上前から採用活動を始めていたが、55人と半数にとどまる。

関係者の話では、開業までに当初計画の9割に相当する計約960人(うち医者は97人)を確保したい考えだが、満たない場合は、一部の専門科もしくは入院サービスの開始を延期する可能性もあるという。

児童病院は11階建ての2棟で構成。病床数は468床となる。

■香港大医学生の研修開始

香港島・黄竹坑のグレンイーグルス香港病院(港怡医院)が、私立病院として初めて、香港大学の医学生に総合的な研修プログラムを提供する。

香港大の臨床研修プログラムは今週始まった。学生は8人のグループで1時間のベッドサイドセッションに参加。患者の病歴を確認した後、症例について教授に報告する。

香港大の李嘉誠医学院整形・外傷外科の忻振凱・臨床准教授は、「患者の症例をどう要約し説明するかを学ぶことは重要で、スキルを必要とする。学生に対し、患者への質問の仕方を修正し、組織的に症例を伝える方法を教えたい」と説明。「実際の患者と関わるため、ベッドサイド教育は大事だ」と述べた。

初期段階の対象は救急医療と整形外科に限るが、同院では他の分野にも拡大していく方針だ。

グレンイーグルス香港病院は昨年3月に香港で12カ所目の私立病院として開業した。ベッド数は500床。


関連国・地域: 香港
関連業種: 経済一般・統計医療・薬品社会・事件雇用・労務

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