インドネシア都市計画協会(IAP)が2017年に実施した国内主要都市の満足度調査によると、「最も住みやすい都市」は中ジャワ州スラカルタ(ソロ)だった。住民の満足度は66.9%。満足度の全国平均は62.3%だった。最下位は南スラウェシ州マカッサルの55.7%だった。1月31日付ジャカルタ・ポストが伝えた。
調査は全国26都市の地元住民を対象に、経済、社会、文化的側面から29項目の満足度を指標化した。1都市につき100~200人を対象に調査し、回答率は95%だった。
スラカルタに続いて、南スマトラ州パレンバン(満足度66.6%)、東カリマンタン州バリクパパン(同65.8%)が上位3位となった。
首都ジャカルタ特別州、東ジャワ州スラバヤ、西ジャワ州バンドン、ジョクジャカルタ特別州など主要都市の満足度は平均レベルだった。
平均より満足度が低かったのはメダン(北スマトラ州)、バンダルランプン(ランプン州)、バンダアチェ(アチェ州)、タンゲラン(バンテン州)などで最下位のマカッサルは前回14年の調査では64.79%だったが、約9ポイントも急落した。
IAPのエルカナ副会長は、主要都市の満足度が高くない理由を「街の収容能力が人口増加に追いついていないからだ」と分析した。
調査では、都市住民は総じて食料供給、宗教、教育、医療施設に関しては満足する傾向にあった。改善を期待しているのは、公共交通手段、歩行者用道路、治安、下水処理、都市計画に関する情報や参加の機会だった。
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