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ロボットのハタプロ、台湾ベンチャーと独占契約

ロボットや車載機器の開発・販売を手掛けるハタプロ(東京都港区)は28日、台湾政府系研究機関の工業技術研究院(工研院、ITRI)発の無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」プラットフォームアプリ「Y5Bus」の独占契約を結んだと発表した。Y5Busが搭載されたバス車内での無料ワイファイサービスを日本の首都圏や地方自治体に広め、2020年までに国内での利用者1,000万人を目指す。

ハタプロのAI多言語ロボット「ズック」(同社提供)

ハタプロのAI多言語ロボット「ズック」(同社提供)

日本では18年1月下旬をめどにサービスを開始する。Y5Busは、ワイファイルーターをバス車内に設置し、アプリをダウンロードまたはブラウザーでログインすれば、無料で無制限のワイファイが利用できるプラットフォーム。バスの位置情報やアプリ利用者のログイン情報などをクラウドに発信し、これらの情報をもとに利用者に対し観光地や店舗、ホテルなどの広告を配信することが可能となる。アプリ内でのクレジットカード決済にも対応する。

このほか、バス会社向けのサービスとして、リアルタイムでの運行状況確認や、タイヤのパンク、運転手の急ブレーキや急発進、道路交通情報などの安全管理も可能とする。

Y5Busは工研院の監修のもと開発され、16年1月から同サービスの提供を開始した。ユーザー数は200万人に上り、台湾の大手バス会社15社と提携している。

ハタプロの伊澤諒太社長はNNAに対し、「既に東京都をはじめ首都圏の自治体や鉄道、バス、観光などの事業者と商談を進めており、18年には地方自治体との提携も増やしていく計画」と説明。また20年に開催予定の東京五輪・パラリンピックに向けた訪日外国人客需要に着目し、小売業や観光業などからの広告獲得を図る。今後は訪日外国人客向けに、アプリを中国電子商取引(EC)最大手・阿里巴巴集団(アリババグループ)の傘下企業が運営する「支付宝(アリペイ)」や米アップルの「アップルペイ」など電子決済サービスにも対応させる予定。

■AIロボットを台湾離島に導入

ハタプロはこのほか、同社が手掛ける人工知能(AI)多言語ロボット「ズック」の飲食店など実店舗への導入を進める。Y5Busとデータを連携することで、利用者の位置情報や購買情報の取得が可能になる。

ハタプロは10年11月の設立。主にロボットや電子機器の開発やハードウエア・ソフトウエアの受託を手掛けている。台湾への展開も強化する方針で、18年には離島の澎湖諸島(澎湖県)の観光案内所や観光バス、ホテルなどでズックが導入される予定。


関連国・地域: 台湾日本
関連業種: その他製造IT・通信サービス観光

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