せとうちホールディングス(広島県尾道市)はこのほど、インドの西部マハラシュトラ州ムンバイで水陸両用機の試験飛行を実施した。同社は、地場大手格安航空会社(LCC)スパイス・ジェットと協業に向けて協議している。
9日に、ムンバイ西側で試験飛行を行った。両社は今年10月に、西部マハラシュトラ州ナグプールと北東部アッサム州グワハティで陸上機をテストしている。
せとうちは両分野に対応できる小型航空機「KODIAK(コディアック)100」を販売している。スパイスは先に、陸上機と水陸両用機を合わせて100機以上を調達する考えを示した。
せとうちの担当者は今後について、年内に西部グジャラート州アーメダバードと南部アンドラプラデシュ州ビジャヤワダで追加の試験飛行を実施する計画があるとコメント。スパイスとの協業では合弁会社の設立などの可能性に触れた。インド政府からは、製造業振興策「メーク・イン・インディア(インドでつくろう)」に基づき、現地生産を求める声があったという。
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