経産省、「質の高いインフラ」PR

日本の「質の高いインフラ」をアピールするセミナーが開催された=7日、ホーチミン市

日本の「質の高いインフラ」をアピールするセミナーが開催された=7日、ホーチミン市

日本の経済産業省は7日、ホーチミン市で「質の高いインフラ」輸出のPRイベントを開催した。ベトナム政府の関係者など約100人に、ライフサイクルコストや自然災害に対する強靱(きょうじん)性、雇用や社会環境への影響も加味した日本のインフラ技術をアピールした。

経済成長が続くベトナムは、電力や交通インフラなどの需要拡大が期待されるとともに、日本も政府開発援助(ODA)を通じてインフラ整備で実績を積んできた有望市場。他方で公的債務問題が深刻化しており、民間資金の有効活用が課題だ。セミナーでは、日越の官民関係者によるパネルディスカッションがあり、工業化の時代に対応したインフラや、国民の生活の質を高めるためのインフラをテーマに議論が繰り広げられた。

パネルディスカッションでは、ホーチミン市運輸局のグエン・バン・タム次長が、市内の下水や道路はまだ整備されていないとして、「質の高いインフラが必要」と期待を表明した。また第4交通インフラ建設総公社(シエンコ4)のダム・スアン・トアン副社長は、「日本企業と協力した担当者は意識が変わる。日本をパートナーにすることは人材育成にとっても有効」と日本の関与を歓迎した。

日本側は、日本のインフラ整備の経験を紹介するとともに、官民の適切なリスク分担など官民連携(PPP)方式でのインフラ整備に向けたベトナム側の課題を指摘した。

安倍政権は2020年に約30兆円のインフラシステム受注目標を掲げており、今回のイベントも輸出拡大に向けた取り組みの一環。同様のセミナーが17年度はカンボジアやミャンマー、インドネシアでも開催されている。経産省の馬場裕子企画官は、「質の高いインフラについての理解を深めてもらいたい。セミナーをきっかけに議論を前に進めていければ」と抱負を語った。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 経済一般・統計電力・ガス・水道建設・不動産

その他記事

すべての文頭を開く

【アジア三面記事】ミルクがこぼれるコーヒーショップ(02/16)

保険IAG、アジア事業の売却を検討(02/16)

日系ブランド車はシェア79% ASEAN、中国の影響見られず(02/15)

有望ランク後退も満足度は上昇=JBIC(02/15)

ベトテル系携帯マイテル、月末にSIM発売(02/15)

小売りMAP、ベトナムとタイで事業強化(02/15)

EEC高速鉄道計画を縮小、終点ウタパオに(02/15)

ヤマハが過去最高益、ASEAN二輪車がけん引(02/14)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社エヌ・エヌ・エーは一切の責任を負いません。

出版物

各種ログイン