日系企業昇給率、5.5%に鈍化=NNA調査

アジアで事業を展開する日系企業の現地社員の昇給率が2018年も鈍化傾向にあることが、株式会社エヌ・エヌ・エー(NNA)の調査結果で明らかになった。18年の平均昇給率は17年比で0.3ポイント低下の5.5%となる見通しだ。

調査はNNAが今年9月、アジア12カ国・地域に拠点を構える日系企業を対象に実施し、過去最多の2,238社から有効回答を得た。17年の給与額や昇給率の実績のほか、18年の昇給率の予測など海外拠点の賃金水準の決定に欠かせない情報をアンケートで聞いた。

アジア全体の18年の昇給率の見通しは5.5%で、15年実績の6.8%、16年実績の6.1%、17年実績の5.8%から鈍化傾向をたどっている。国・地域別では、韓国、タイ、マレーシアを除いた中国やインドネシア、フィリピン、インドなど9カ国・地域の昇給率の伸び幅が17年に比べて鈍化する見込み。特にベトナムの昇給率の伸び幅はアジア各国・地域で最大の0.8ポイント、フィリピンは0.5ポイントそれぞれ低下する見通しだ。

調査ではこのほか、製造業の18年の昇給率が5.5%となり、非製造業を0.1ポイント上回ることや、営業部門の昇給率が5.7%で、引き続き生産部門よりも高くなるという見込みが明らかになった。

調査を担当したNNAグローバルリサーチグループは「アジア経済の成長が緩やかに下降している中、多くの日系企業が人件費の抑制へと舵を切っている」と分析した。

※国・地域別の詳しい結果は、NNAが12月1日に販売を開始した「NNAアジアビジネスデータバンク2018年版」<http://databank.nna.jp>(有料)に収録されている。


関連国・地域: 中国日本
関連業種: 経済一般・統計雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

クボタ、ヤンゴン2工区の上水整備受注(12:20)

イオン、モバイル決済の「支付宝」導入(12:26)

タタ自とフォード、1月から値上げ(13:22)

テイクオフ:東京23区を少し広くし…(12/12)

三井物産、首都農大で講演会 農業人材育成を支援(12/12)

【アジアで会う】金承福さん 出版社「クオン」経営者 第181回 本でつなぐ日韓文化(日本)(12/12)

18年の国内経済成長は限定的 野村「半導体好調も波及効果低く」(12/12)

ハラル和牛の市場認知度向上へ 日本産牛肉、店頭売り開始(下)(12/12)

現代自にウォン高の逆風 日系が価格競争力で優位に(12/12)

子どもにネットどう影響? ユニセフが警鐘(12/12)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社エヌ・エヌ・エーは一切の責任を負いません。

企画広告

出版物

各種ログイン