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会社員の89%、春節明けの転職を希望

台湾では例年、春節(旧正月、今年は1月28日)前後の転職が盛んだが、求人求職サイト「yes123求職網」を運営する一二三生活科技が、台湾の会社員と企業を対象に実施した春節明けの転職・海外就業に関する調査で、回答した会社員の88.9%が転職を希望していることが分かった。このうち80.3%は海外での就業も視野に入れており、国・地域別の転職希望先(複数回答)では日本が42.4%と最も人気だった。

調査は昨年12月22日から今月3日にかけてインターネット上で実施。有効回答数はそれぞれ会社員が1,314件、企業が816件だった。

春節明けはボーナスを受け取った後に離職する会社員が多く、年間で転職者が最も増える時期とされる。今年の春節明けの転職希望者の割合は昨年を1.8ポイント上回り、過去7年間で最大。台湾全域の被雇用者数890万6,000人を基に計算すると、約792万人に相当する。

転職を望む理由(複数回答)は、◇賃金の額に不満(52.1%)◇勤務先に将来性を見出せない(40.9%)◇昇進の機会がない(32.4%)◇実力を発揮する場がない(29.8%)――などが上位に並んだ。転職で望む賃金の上昇幅は平均11.1%で、行政院(内閣)主計総処が発表した昨年1~10月の実質経常性賃金(基本給に毎月の固定手当などを加え、2011年を基準に物価上昇分を差し引いた額)の平均3万9,167台湾元(約14万3,000円)を基にすると、増加分は4,348元となる。また「現在の勤め先が現在の賃金にいくら上乗せすれば転職を思いとどまるか」への回答は「平均14.4%増」だった。

■海外で転職なら「日本」

転職先で希望する海外の国・地域別上位は、日本以下、◇米国(40.1%)◇香港・マカオ(38.2%)◇東南アジア(33.7%)◇オーストラリア・ニュージーランド(30.7%)――と続き、希望する月給額は「現在の平均2.2倍」だった。台湾の外資系企業に転職する場合、国・地域別上位(複数回答)は◇米国系◇日系◇欧州系◇香港・中国系◇その他――の順だった。

一二三生活科技の楊宗斌・広報担当者は「台湾人の海外流出が進むと、将来的に台湾全体の競争力に影響する恐れがある。長期にわたり改善されない低賃金や若者の失業率、産業の構造見直しやレベルアップなどの課題の解決が急務」と指摘した。

■企業9割が求人を予定

一方、春節明けの求人を計画している企業は全体の90.2%に上った。半数以上は「離職する人員の補てん」を目的とした求人で、募集枠は1社当たり平均10.5人だった。

求人意欲を産業別にみると、「飲食・宿泊・レジャー・旅行」が96.3%と最も旺盛で、「卸売り・小売り・貿易」(94.1%)や「教育」(93.5%)、「IT」(91.7%)、「従来型製造」(91.5%)なども高水準に達した。

求人計画のある企業が提示する月給は平均3万1,308元で、前年比2.9%増えた。これら企業のうち26.9%は「海外駐在員」や「海外業務担当者」の募集があり、駐在員の月給は域内の従業員より平均34.2%高いという。


関連国・地域: 台湾
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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