インドで海賊版や違法ダウンロードによって映画産業が受けた被害総額が年間1,900億ルピー(約2,900億円)に上ることが分かった。大手会計事務所デロイト・トウシュ・トーマツが調査報告書で明らかにした。ビジネス・ライン(電子版)が25日伝えた。
報告書によると、インターネット上で作品を違法コピーし、配信しているサイトは150以上あるという。南部で上映されたタミル語作品「バーフバリ」は劇場公開初日にこれらサイト上で計160万回の違法ダウンロード件数を記録した。
デロイトは「ティア2やティア3などの地方都市では映画館が少なく、鑑賞機会が不足していることが違法サイトでのダウンロードを助長している」と指摘する。インドでは年間2,000本規模の作品が公開され、20以上の言語で制作されている。
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