ベトナム国家銀行（中央銀行）ホーチミン市支店は、19日のテト（旧正月）を控えた現金需要の急増を踏まえ、市内の銀行各行に40兆ドン（18億9,000万米ドル、約2,2…

ベトナム

ベトナム国家銀行（中央銀行）ホーチミン市支店は、19日のテト（旧正月）を控えた現金需要の急増を踏まえ、市内の銀行各行に40兆ドン（18億9,000万米ドル、約2,268億円）を追加供給する。12日付サイゴンタイムズが報じた。
グエン・ホアン・ミン副支店長によれば、市内の各行の流動性は十分。また万が一に備えた緊急対応計画も策定している。
中銀は各行に対して、市内3,700カ所にある現金自動預払機（ＡＴＭ）に十分な現金を用意するよう指示。同時に企業に対しては、テト賞与を早めに振り込み、従業員の引き出しをテト直前に集中させないように呼び掛けている。
ベトコムバンクホーチミン市支店ＡＴＭサービス部のレ・フイン・ハー部長によれば、この時期の現金需要は通常の２倍。さらに19日に近づけば３倍にもなるという。それでもハー部長は、「今年は多くの工業団地などがテト期は休業に入る。昨年より現金需要は小さい」と話している。

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