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欧州中銀、2%に利上げ

景気後退懸念もインフレ抑制優先

欧州中央銀行(ECB)は27日に政策理事会を開き、ユーロ圏の市場介入金利(最重要の政策金利)を0.75ポイント引き上げ、2%とすることを決めた。中銀預入金利も0.75ポイント引き上げ、1.5%としている。ユーロ圏が景気後退に陥るとの懸念が高まる中での大幅な利上げには反対の声も上がっていたが、インフレ抑制を優先し、3会合連続の金融引き締めに踏み切った。