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リオ、アルミ製錬で600人解雇へ:豪ドル高が打撃

資源大手リオ・ティントが、タスマニア(TAS)州北部で操業するベル・ベイ(Bell Bay)・アルミニウム製錬所で600人を解雇するもようだ。豪ドル高や生産コストの上昇、アルミニウム価格の低迷による業績低迷が背景にある。豪州のアルミ業界は減産と解雇に直面しており、米アルミ大手アルコアでもビクトリア(VIC)州ポイント・ヘンリー製錬所での事業見直しに伴い、約600人の解雇が行われるとの見方が出ている。ギラード政権にとっては、労働者の雇用保護を含むアルミニウム業界の救済策が急務となっている。