インドネシア【現場指揮官の危機管理】基本的な行動指針(II)社会社会一般第12回(最終回) ■5.再び、例外管理のススメ 危機管理の「荒れ場」の判断基準として、「例外管理」の発想を、あえて取り入れる勇気も必要となることは既に触れ…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】基本的な行動指針(I)社会社会一般第11回 これまで10回にわたり、情報収集から体制確立、発生時対応マニュアルの作成、対策を錆びさせない創意・工夫、発生時対応、事後対応など、危機管理の基本形…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】事後対応社会社会一般第10回 1998年5月20日、早朝6時、プレジデント・ホテル(当時)で宿泊待機中、在留の方から1本の電話が飛び込んできた。「今日の100万人デモは中止です。延期では…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】発生時対応(荒れ場の判断)(II)社会社会一般第9回 ■3.例外管理のススメ 発生時対応においては、「平場(ひらば)」の一般原則論的・杓子定規的な判断基準から離れて、「荒れ場(あれば)」の状況の特殊性…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】発生時対応(荒れ場の判断)(I)社会社会一般第8回 98年5月12日、トリサクティ大学で学生と治安部隊が衝突、学生6名が死亡。これが直接的な引き金となり民衆の暴徒化を誘発。14日には、ジャカルタの各所で略…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】対策や準備を錆びさせない創意・工夫社会社会一般第7回 社内体制の確立、ハードウエアの確保、発生時対策マニュアルの作成で事前準備完了ということにはならない。対策や準備に更に磨きをかけることや社員への周…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】発生時対策マニュアル作成上の留意点社会社会一般第6回 緊急事態発生時の事前準備としては、どのような体制で対応するかという社内体制の確立、通信手段など各種機器・装置類および非常用食料・飲料水等をどのよ…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】情報判断に基づく社内体制の確立社会社会一般第5回 ■1.体制確立上の留意点 状況の流れを察知し、段階ごとに危険性の度合い・幅についての情報判断を行うことにより、本社・現場双方において、どのような社…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】情報の収集・伝達と情報判断社会社会一般第4回 ■1.情報の意味と認識の交換 危機管理は情報の収集から始まる。その目的は収集した生の情報に評価・分析を加え、次なる対策設定や行動の判断材料とすると…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】予兆段階での事前準備(II)社会社会一般第3回 ■3.情報収集特別班の設置 98年1月30日の危険度1発出後、直ちに支店としての危機管理体制の構築に着手した。その第一弾として、2月2日には支店内に「情報…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】予兆段階での事前準備(I)社会社会一般第2回 ■1.5月政変の前兆現象 講学的な話は別として、98年5月政変の予兆を一民間企業の現場指揮官の立場でどのように感じ取っていたかについて、数点ご紹介して…
インドネシア【現場指揮官の危機管理】98年5月の「情勢の流れ」社会社会一般第1回 著者紹介:紺野猷邦(こんのゆうほう) 1942年生まれ。仙台市出身。1965年東北大学法学部卒。日本航空入社。勤労部課長、アジア・オセアニア地区支配人室次…