ベトナム【ベト人材】部下視点からの「部下指導」の教え方(第99回)経済教育雇用・労務「ベトナム人従業員は部下を指導しない」という声をよく聞きます。職務主義が一般的なベトナムでは、部下も同じく職務を担う担当者で、担当する作業は期待通りに…
ベトナム【ベト人材】価値・不価値視点からの「ムダ取り改善」の教え方(第98回)経済雇用・労務ベトナム人材にとって、年5~10%の昇給は半ば常識となっています。昇給に見合う成果の向上に努めてくれればまだしも、同じ仕事を変わらぬ成果で漫然と続ける姿…
ベトナム【ベト人材】計画立案を軸とした「PDCA」の教え方(第97回)経済雇用・労務PDCAはベトナムでもよく知られるようになってきました。しかし、「P=計画」を立て、「D=実施」し、「C=チェック(評価)」し、「A=改善」するという…
ベトナム【ベト人材】共有したい人事評価のフレームワーク(第96回)経済雇用・労務「言われたことはするが、言われたことしかしない」。よく指摘を受けるベトナム人材の課題です。そこで「何を持って仕事を終えたというか?」と問うと、「仕事を…
ベトナム【ベト人材】「標準で働く」作業標準順守の教え方(第95回)経済雇用・労務ベトナム人に発生した問題の原因を問うと、よくあるのが「部下が手順に従わなかったから」というものです。では管理者は手順・標準に従うのかというと、さにあら…
ベトナム【ベト人材】「1+1=2以上」のチームワークの教え方(第94回)経済社会一般雇用・労務ベトナム人の同僚同士が明るく談笑している姿はよく見かける光景です。さぞや互いに息が合った仕事ぶりを見せてくれるものと期待するも、意思疎通ができていなか…
ベトナム【ベト人材】「従業員間の約束事としてのルール」の教え方(第93回)経済教育雇用・労務「部下がルールや手順を守らない」。ベトナム人管理者からよく挙がる職場の課題認識です。「言われたことはするが、自ら仕事を作り出すことができない」は、よく…
ベトナム【ベト人材】職場の効果効率向上に向けた5Sの教え方(第92回)経済マクロ経済雇用・労務政策・法律・規制多くの日系企業が実践する5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)をベトナムの職場で導入・維持することは容易なことではありません。ベトナム人の個人主義の克…
ベトナム【ベト人材】「関係者視点からの報連相」の教え方(第91回)経済雇用・労務多くの日本人の方がベトナムで働き始めて、初めに感じるベトナム人材の主要課題は「報連相(報告・連絡・相談)」でしょう。根底には、日本の「就社」の価値観と…
ベトナム【ベト人材】「管理とは行動すること」と心得たい(第90回)経済雇用・労務人材の流動性の激しいベトナムですが、特に作業者層は離職率が高いためか、弊社の研修講座に参加する各社ベトナム人従業員はもっぱら管理者層となります。研修に…
ベトナム【ベト人材】 階層別の役割責任教育のすすめ(第89回)経済雇用・労務5Sや「報連相」、カイゼンなど、ベトナム人向けの様々な研修依頼を弊社は受けるわけですが、特に初めて講座を開催する会社にお勧めするのは、対象者の属する組…
ベトナム【ベト人材】「会社とは」から始める教育(第88回)経済マクロ経済雇用・労務新卒の一括採用は、日本に独特の採用制度です。求職者は自身が希望する業種の会社を横並びにして、配属先も不確かなまま、希望する会社を選んで応募します。一方…
ベトナム【ベト人材】仕事の価値観を共有する機会としての教育(第87回)経済雇用・労務各社のベトナム人人事担当者より、研修講座の相談を時おり受けます。「『報連相』が弱いので、報連相の教育をして欲しい」といった相談です。「報連相の教育を実…
ベトナム【ベト人材】成長の価値観を共有し、日々の仕事を通じて学ぶ(第86回)経済マクロ経済雇用・労務ベトナム人材向けの研修講座の実施にあたり、いまだに頭を痛めているのが、カンニング対策です。弊社では講座開始・終了時のテスト結果を報告書に掲載し、各講座…
ベトナム【ベト人材】視点・視座・視野を磨き、思考の枠を広げる(第85回)経済雇用・労務「問題等の解決策が思いつき的にすぎる」。これもよく伺うベトナム人材の育成課題です。もとより考えて仕事をすることに不慣れなベトナム人材ですから、直観的な…
ベトナム【ベト人材】目的志向で、考える仕事の仕方を磨く(第84回)経済マクロ経済雇用・労務「目的は何?(Much dich la gi?)」。やや筆者の口癖ともなっている、弊社ベトナム人スタッフへの指導時の問いです。自ら答えを導き出せるだろう、単に指示を仰…
ベトナム【ベト人材】言葉の意味を共有し、仕事の土俵を合わせましょう(第83回)経済マクロ経済雇用・労務先稿のPDCAの例にも見られますが、なぜベトナム人材が期待する成果に至れないのか掘り下げていくと、そもそもの言葉の理解にずれがあることに、まま気づかさ…
ベトナム【ベト人材】テーマは違えど、共通する育成上の要点(第82回)経済マクロ経済「報連相(報告・連絡・相談)」や5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)、問題解決など、日系企業に共通するベトナム人材の育成課題をテーマに、弊社でも様々…
ベトナム【ベト人材】現法の成長ステージに応じた、人材が育つ体制の進化(第81回)経済マクロ経済統計雇用・労務「本社では3か月かかる根回しも、自身の一存で即断できる経営の醍醐味が現法にはある」。帰任された現法経営者がベトナムを去ることを惜しむ声です。子会社とは…
ベトナム【ベト人材】成長を促す人事制度の整備を進めましょう(第80回)経済マクロ経済統計雇用・労務「従業員から研修をして欲しいとの声があり、社内研修を提案して欲しい」。ままこうした要望を頂きますが、弊職の経験から注意をして取り組むようにしています。…
ベトナム【ベト人材】成長の機会を日々の仕事に埋め込む(第79回)経済マクロ経済若手ベトナム人材に対して、「どのくらいの期間、1つの会社で働き続けるべきか」と問うたところ、6割強が1年以内と回答したとのアンケート結果があります。1…
ベトナム【ベト人材】経営理念を柱に、仕事の価値観を人材が育つ体制に投影する(第78回)経済マクロ経済日系企業に勤めるベトナム人従業員で、知らない者はいないというほど「報連相」という用語は一般化しています。しかしながら、「報連相ができていない」などの、…
ベトナム【ベト人材】人材が「育つ」職場体制を作りましょう(第77回)経済マクロ経済雇用・労務ベトナム人材の育成課題として、常に筆頭にあがる報連相や5S・PDCAですが、思えば筆者は報連相などは学校はもとより職場でも教わった記憶はありません。で…
ベトナム【ベト人材】制度移管:制度の移管は制度改定のインパクトを踏まえて(第76回)経済マクロ経済雇用・労務現状の制度課題を踏まえて、制度のありたい姿を描くこと自体は、さほど時間を要する作業とはなりません。制度改定を踏まえた制度の移管が、最も頭を悩ませ、また…
ベトナム【ベト人材】育成制度:学んで知り、実践して理解する育成制度作り(第75回)経済マクロ経済雇用・労務筆者の本業はベトナム人材の育成となります。各種講座の開催後には、「従業員が“ムダムダ”と言い始めた」「受講後、早速社内会議を持ち活動を始めた」など、効…
ベトナム【ベト人材】賃金制度:昇給意思決定はモデルに沿って淡々と(第74回)経済マクロ経済雇用・労務人事評価結果の活用場面で、従業員が最も注目し、また経営陣の頭を痛めるのが評価昇給の判断でしょう。従業員の昇給意欲や巷から聞こえる昇給率を睨みながら、ど…
ベトナム【ベト人材】昇進制度:昇進の判断は長期・戦略的な視点から(第73回)経済マクロ経済雇用・労務人事評価結果の主要な活用場面の一つは昇格判断でしょう。日本と同様な勤続年数に応じた、ほぼ自動的な昇進により管理者層が肥大化する傾向がベトナムでも見られ…
ベトナム【ベト人材】人事評価制度:人事評価の成否は運用次第(第72回)経済マクロ経済雇用・労務等級定義で表される各等級毎への期待を、各従業員がどの程度満たしているかを測り、更なる充足度の向上を促す活動が人事評価となります。しかしながら、「上に政…
ベトナム【ベト人材】等級制度:等級を通じて従業員に成長への期待を伝える(第71回)経済マクロ経済雇用・労務人材経営の指針や、人材のありたい姿、そしてありたい組織の姿を描いたうえで、具体的な人事制度の現地化に取り組む第一歩は等級の定義となります。人事制度の核…
ベトナム【ベト人材】組織構造のありたい姿を描く(第70回)経済マクロ経済雇用・労務具体的に人事制度の現地化に取り組む上で、まず明確にしておきたいのが、「協働と共存の場としての会社とするか、協働と競争の場としての会社とするか」といった…
ベトナム【ベト人材】賃金:人事制度を現地化しましょう(第69回)経済マクロ経済ここまで、採用・活用・評価・育成・賃金の視点から、ベトナムにおける人材経営の要点を見てきました。これらの要点を制度として組織的に運用する仕組みが人事制…
ベトナム【ベト人材】賃金:従業員のキャリア設計に沿った賃金政策を(第68回)経済マクロ経済雇用・労務トヨタ社社長や経団連会長が終身雇用の維持は難しいとの発言もありました。筆者は、70歳まで働き続けられる場所を確保することを企業の努力義務とする、としてい…
ベトナム【ベト人材】人材育成:人材が育つ仕組みつくり(第67回)経済マクロ経済「育てても辞めていくのに、人材育成をする意味があるのか」。「当社は安価な労働力を求めてベトナムに進出をしたので、ベトナム人材への投資は想定していない」…
ベトナム【ベト人材】人事評価:人事評価のPDCAを回す(第66回)経済マクロ経済雇用・労務従業員に自己評価をさせればA(よく出来た)だらけ。管理者に部下を評価させても評価が上振れ、好き嫌いで部下を評価、自身の指示に従わせるための道具として評…
ベトナム【ベト人材】活用:伸びる人材を伸ばす(第65回)経済マクロ経済雇用・労務筆者は、“ベトナムにおいてどのように人材経営を進めるか”について、日本の独自性とベトナムの特殊性の違いの観点から討議する、駐在員向けのセミナーを定期開…
ベトナム【ベト人材】採用:人はいるが、良い人がいない(第64回)経済マクロ経済雇用・労務日本の定期一括採用とは異なり、ベトナムでは必要時の職務別採用。高い離職率の下、採用業務は日常の業務となります。面談では言葉も通じないため、履歴書の確認…
ベトナム【ベト人材】ありたい人材像を描きましょう(第63回)経済マクロ経済雇用・労務ベトナムでの人材経営にあたり、日本の人事制度をそのまま焼き直して活用している会社には、ベトナムと日本の人材環境の違いに頭を悩ますケースが良く聞かれます…
ベトナム【ベト人材】戦略的に人材経営を進めましょう(第62回)経済マクロ経済ここまで7回にわたり、ベトナムでの人材経営の落とし穴を見てきました。今回より、落とし穴に落ちぬよう、また各現法が目指す現地化・自立化を一歩前進するため…
ベトナム【ベト人材】開かれた国際支援への期待(第61回)経済マクロ経済雇用・労務かつては、ばら撒き、箱物支援と言われた日本の政府開発援助(ODA)もソフト支援を加え、特に昨今では新興国の台頭が全世界に影響を及ぼすに至り、より戦略的…
ベトナム【ベト人材】おんぶにだっこに肩車(第60回)経済マクロ経済雇用・労務言葉はもとより生活・商習慣も想像以上に日本とは異なるベトナムへの進出には、ベトナム理解のための期間も必要となります。時間を買えとばかりに「現地のことは…