片倉佳史の台湾雑感

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台湾在住ライターの片倉佳史氏が、日々の生活や取材活動を通じて見つけた「ガイドブックには載らない台湾の魅力」を紹介します。

筆者紹介

Katakura

片倉 佳史(かたくら よしふみ)
1969年12月、神奈川県生まれ。早稲田大学教育学部教育学科卒業。1997年より台湾と関わる。台湾に残る日本統治時代の遺構を訪ね歩き、日台の歴史的関わりについて取材と調査を続ける。

著書


『台湾に生きている「日本」』(祥伝社新書)―空前の「日本遺産」ガイド!
『台湾鉄路と日本人』(交通新聞社新書)―統治時代の日本人技師の挑戦と台湾鉄路の歴史をたどる
『旅の指さし会話帳8 台湾』(情報センター出版局)―ご存じ旅の友、使える台湾華語を3,000語以上収録
『観光コースでない台湾』(高文研)―歴史の現場を126点の写真とともに紹介

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【台湾雑感】日本を知り、台湾を知る~『薫風』の思い(03/23)

『薫風』は定期購読者も多く、順調な売れ行きを示しているという。日本人の執筆者もおり、バランスのとれた内容となっている。
最終回 今回は若い世代が手掛ける雑誌を紹介してみたい。高雄で刊行されている『薫風』という季刊誌であ…

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【台湾雑感】「建成会」に集う人々(03/09)

月に一度の会合を楽しむ建成小学校の卒業生たち。台湾人(本島人)の学生は少数だったが、今もなお、固い絆で結ばれている。響きわたる美しい日本語も印象的だ。
第263回 日本が台湾を統治下においた半世紀。台湾の人々は日本人として生まれ、そして育った。学校では「…

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【台湾雑感】犬が忠実になった理由~タイヤル族の伝説(02/23)

犬にまつわる伝承・伝説は少なくない。多くは人間の暮らしに深いつながりをもつ「仲間」として語られている。
第262回 台湾山岳部に暮らすタイヤル族は狩猟の民として知られている。彼らは狩りに出る際は必ず犬を連れ…

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【台湾雑感】台北高等学校OBを囲む会(02/02)

都内で開かれた「台北高等学校OBを囲む会」。関心は高く、募集開始後、瞬く間に定員の50席が埋まってしまった。
第261回 旧制台北高等学校は日本統治時代に設けられた高等教育機関である。現在は国立台湾師範大学とな…

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【台湾雑感】嘉義の名物料理を味わう~林総明沙鍋魚頭(01/19)

店先には大きな鍋がいくつも置かれている。押しも押されもしない嘉義の名物料理である。
台湾南部の玄関口とされる嘉義市。阿里山観光のゲートとしても知られる都市だが、台湾でも有数の「食の町…

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【台湾雑感】台湾最大規模を誇った病院建築(01/05)

緑に包まれた病院建築。「一度に500名分の食膳を用意できる」といううたい文句もあった大型病院だった。
第259回 国立台湾大学附設医院旧館。ここは日本統治時代に台湾総督府台北医院として建てられた医療機関…

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【台湾雑感】「林森北路(大正町)」を作った人物(2017/12/22)

日本統治時代の大正町の様子。風格と美しさ、そして利便性が考慮された家並みは広く注目された。その経験は「上北沢桜並木街区」にも繋がっている。『古写真が語る台湾日本統治時代の50年』より
第258回 林森北路は歓楽街として知られ、駐在員を中心に多くの日本人を見かけるエリアである。しかし、そ…

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【台湾雑感】マリモと国立台湾博物館(2017/12/08)

2017年12月2日の式典の様子。壮麗な雰囲気に包まれたホールで執り行なわれた。整然と並んだ列柱が気品を感じさせる。
第257回 中央にドームを抱いた大型建築。現在は国立台湾博物館となっているこの建物は、日本統治時代に建…

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【台湾雑感】林百貨(ハヤシ百貨店)の思い出を聞く(2017/11/24)

日本統治時代の名称は「ハヤシ百貨店」だった。創業者は山口県出身の林方一。しかし、開業後まもなく病気で他界。妻のとしが切り盛りした。
第256回 台南市の中心部に位置する「林百貨」を訪ねた。ここは1932(昭和7)年創業のデパートで、台湾南…

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【台湾雑感】宜蘭に伝わる特攻の記憶(2017/11/10)

李英茂氏は宜蘭を訪れた日本人を数多く案内している。宜蘭と日本の関わりを独自の視点で探究する日々を過ごしている。
第255回 台湾の東北部、宜蘭県に暮らす李英茂さんを訪ねた。李さんは1929(昭4)年生まれ。日本統治下の…

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【台湾雑感】台中市民に愛される「天天饅頭」(2017/10/27)

天天饅頭は今年、68年目を迎える。現在は代替わりしているが、屋台の正面には「日本饅頭」の文字が誇らしげに記されている。午後には簡さん自身が店にやってくる。
【第254回】 台中市内の中心部、グルメスポットとして人気を集めている「第二市場」に近い路地に、一軒の…

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【台湾雑感】二つの太陽~ブヌン族の伝説(2017/09/29)

ブヌン族の居住範囲は台湾の山岳地帯南部に広がっている。山根氏が暮らすカンタバン(漢字では萬豊村と表記)は埔里からさらに奥深い場所に位置する。伝承はブヌン族内でも族群(氏族)によって細部に差異が見られる。
第253回 今回は台湾中部の山岳部に暮らすブヌン族に伝わる伝承を紹介したい。南投県仁愛郷に暮らすタウガ…

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【台湾雑感】今も残る軍事通信施設~海軍鳳山無線電信所(2017/09/15)

第二送信所の様子。戦後は中華民国海軍が不審者を拘禁する場所として使用していた。洗脳や思想改造なども行なわれたという。2010年8月30日に史蹟の指定を受けた。
第252回 高雄市の鳳山に注目すべき戦争遺跡が残っている。海軍鳳山無線電信所と呼ばれた場所で、台湾では…

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【台湾雑感】名刹・指南宮を訪ねる(2017/09/01)

指南宮は庶民信仰の場として知られ、終日多くの参拝客が訪れる。主神の呂洞賓は中国八仙人の一人で、修行を経て400年間生きたという伝説もある。また、芥川龍之介の『杜子春』のモデルとも言われている。
第251回 台北市郊外に位置する名刹(めいさつ)。指南宮は年間を通して参拝客が絶えない道教寺院である。…

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【台湾雑感】天母と天母教の歴史(2017/08/18)

天母教の開祖である中治稔郎は日本人と台湾人が共生するためには信仰が不可欠と考えた。教団は敗戦によって消滅したが、その名は地域名となって、台湾の地に深く刻まれた。
第250回 今回は台北市北部の住宅街・天母地区の歴史を紹介してみたい。「天母」という地名はもともとあっ…

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【台湾雑感】プユマ族の村で出会った「相撲大会」(2017/08/04)

プユマ族は台湾東部に暮らす部族で、独特な文化を誇っている。長老が少年に対し、部族のしきたりを教え込むスパルタ式の教育でも知られている。
第249回 台湾の東部、台東市郊外の平野部に暮らすプユマ族の集落を訪ねた。台東県内にはアミ族をはじめ、…

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【台湾雑感】新富町文化市場~文化空間となった市場(2017/07/21)

新富市場は住宅街に埋もれるように存在している。換気が意識された構造は日本統治時代の市場建築に見られる特色だった。しかし、現在も往年の姿を保っている物件は少なく、貴重なものとなっている。
第248回 ここは下町情緒が色濃く漂う一角にある市場である。終戦までは新富(しんとみ)町と呼ばれていた…

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【台湾雑感】絶品のライチ(レイシ)を味わう(2017/07/07)

歴代中国王朝では献上品となっていた。ビタミンCが豊富なほか、肌のシミやくすみを防ぎ、美肌効果もあるとされる。
第247回 絶世の美女とされる楊貴妃が愛した果物。ライチ(茘枝)は日本では「レイシ」と呼ばれ、親しまれ…

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【台湾雑感】「サドウソ」と暮らしていた先祖たち(2017/06/23)

山根太郎氏が暮らすカンタバン(干卓萬)は山深い谷間に位置する。私が訪れたのは夕刻だったが、セミの鳴き声が響き、印象的な「音風景」が繰り広げられていた。
第246回 筆者:片倉佳史 山根太郎。この日本的な響きの名をもつ老人と知り合ったは2016年の夏のことだっ…

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【台湾雑感】旧樺山小学校の同窓会を訪ねる(2017/06/09)

同窓会の様子。樺山小学校は1941(昭和16)年、国民学校令により、台北市樺山国民学校と改名されている。この地域は初代台湾総督樺山資紀にちなんで樺山町と呼ばれていた。
第245回 筆者:片倉佳史 台北市の中心部、忠孝東路は市の東西を結ぶ幹線道路である。ここに面した内政部…

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