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コラム

■第4回【対策編2】
華南地域を中心に吹き荒れるストライキ問題。「もはや他人事ではない」(広東省の日系メーカー関係者)と、日系企業の間ではストに対して警戒感が高まっている。一方、ストの気配のない企業に共通するのは、賃上げ以外に「目に見えにくい報酬」部分を強化したり、社内の透明感を高めたりして、ワーカーの確保や定着がうまくいっていることにある。ストの防止にもつながる労務管理のキーワードは、「ワーカーに希望を与える職場」であることだ。実現には現地法人の責任者が経営者になりきることが求められている。