先週末、パキスタンの最大都市カラチで、暴徒化した市民が世界的な電機メーカーの看板を破壊した。騒ぎの原因は不明だが、現地では、ショッピングモールに設置されたこの企業のWi―Fi(ワイファイ)機器が反イスラム的なコメントを表示したという説や、この企業が神を冒瀆(ぼうとく)するようなQRコードを使用したという説が広まっている。
カラチの警察は、同社に勤務する27人以上の社員を逮捕したという。騒動を受けて企業側は、「当社は全ての宗教的な感情や信念を尊重する。イスラム教に最大限の敬意を払っている」と釈明する事態に追い込まれた。
パキスタンでは最近、世界的な清涼飲料水メーカーの商品に表示されているQRコードが預言者の名前を表しているとして、ある男性がこの企業を告発した。外国人には奇妙に思えるかも知れないが、現地ではこうした問題が起こっている。(虎)
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