「封鎖地域が増え、いつ上海のようになるのか戦々恐々としている」と話す北京の友人は、昨年10月に女児を出産した新米ママだ。家族が増えたこともあり最近、備蓄用に冷蔵庫を買ったそう。上海で冷蔵庫が売れているといううわさは耳にしていたが、北京でも備蓄需要が高まっているようだ。友人宅では食料だけでなく、おむつで家の中があふれかえっているという。
「感染状況が落ち着いている広州の政策はうまくいっているようですね」と言われるが、常に警戒しているのが実情だ。ビルの入り口では毎回健康コードの提示が求められるし、連休前後には一斉PCR検査の号令がかかる。先日は午後6時から検査と言われて並んだが、医療従事者が到着したのは午後8時過ぎ。2時間外で待たされへとへとになった。
「感染よりも政策におびえている」と語る友人。それは北も南も変わらない。(優)
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