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テイクオフ:「もう産まれる」。2年…

「もう産まれる」。2年前、出産間近な妊婦向けの「陣痛タクシー」を利用したことがある。乗った途端に破水してしまったが、夫のサポートで息子はするりと出てきた。慌てる夫婦とは対照的に、運転手さんは冷静にハンドルを握り続けてくれ、無事病院に到着。後日届いた請求書は、基本料金のみで意外と安かった。

故郷の中国で白タクに乗り慣れていた身。来日後はドアが自動で開閉し、運転手が荷物をトランクに入れてくれるなどのサービスに驚いた。その分値段も高いが、乗り心地は段違いだった。

コロナ禍の日本で今年2~5月に、事業廃止・休止したタクシー会社や貸し切りバス会社は200社超。中には運転手600人を一斉解雇した企業もある。人の移動が激減し、「地域の足」は苦境に陥っている。安産を見守ってくれたタクシーのもてなしを思い出しながら、業界に活気が戻ることをただ願う。(や)


関連国・地域: 中国日本
関連業種: 社会・事件

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