アイスコーヒーを注文したら、紙製のストローが付いてきた。広州の高級ショッピングモールに入居する小じゃれたカフェ。さすがにこういう店はトレンドに敏感だ。
感心しつつよく見ると、初めて目にしたはずなのに、どうも何かに似ている。細切りの厚紙を斜めに巻いて筒状にしたような材質と形状。しばらく考えて思い当たった。そうだ、トイレットペーパーの芯だ。トイレットペーパーの芯を細長くすれば、まさにこれになる。
そう気づいてしまうともうだめで、口をつけてもトイレットペーパーの芯でコーヒーをすすっているようにしか思えない。飲み進むうちに口当たりが湿ってふにゃふにゃになってくるのも「そのもの」といった感じ。消費体験としての良しあしはさておき、これはいやでも環境保護を意識せざるを得なくなるのだから、立派な発明には違いない。(羊)
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。