米グーグルの関連企業が、キャンベラでドローンによる配達サービスを開始した。オンライン販売の普及により、日本では配達員の長時間労働が社会問題になっている中、夢のある話だと心躍ったが、オージーの友人から「オーストラリアでは絶対に上手くいかない」と一蹴された。理由は、撃ち落として楽しむやつが現れるからだそうだ。
シェア自転車事業が成功していないことも同じ論理だという。確かに、自転車が放置されてゴミ箱と化すなど問題となり、事業者が次々と撤退していった。特に若いオージーにはモラルがなく、交通から飲酒まで多くの規制が敷かれているからこそ何とか国の秩序が保たれているという。
ドローンの運営企業や航空安全局は、国民の安全確保や騒音問題にあらゆる努力を払ったというが、保護すべきは国民ではなく、ドローンの方なのかも。(岩下)
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