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テイクオフ:国内初の百貨店、サリナ…

国内初の百貨店、サリナデパートを初めて訪れたとき、故障で動かないエスカレーターを歩いて上りながら、「デパートは夢を売る場所ではないのか」と独りごちた。そのサリナが開業から53年たち、大型複合施設に生まれ変わることが決まった。

3年前、サリナの前で爆弾テロ事件が起き注目されたが、このデパートが日本の戦後賠償でつくられたことを知る人は少なくなっている。戦後賠償といえば聞こえはいいが、サリナはモナス(独立記念塔)とともに、国をまたいだ「汚職」の産物だ。日本の政治家やフィクサーたちが暗躍し、デヴィ夫人もその流れの中で誕生した。

サリナがどのように変身するのか楽しみだ。だが、インドネシア政府高官がいうように、「歴史的建造物としてのアイデンティティー」は残してほしい。明だけでなく暗の部分も後世に引き継げるように。(二)


関連国・地域: インドネシア日本
関連業種: 社会・事件

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