今年の干支(えと)は猪(ブタ)ということで、ムスリムへの配慮から昨年の犬に続いて2年連続で動物が目立たない旧正月(春節)となった。隣国シンガポールで街中いっぱいにブタの飾り物が練り歩いているのとは大違いだ。
では盛り上がっていないかといえば、さにあらず。聞けばマレーシアは中国人観光客の訪問先トップ5に入っているということで、数多くの観光客を見かけた。クアラルンプール市内の商業施設に行くと、あちこちに中国人の団体客がいる。が、よく見ればそれは団体客でも全員同じ親類縁者の集まりのようだ。ファミリー向け観光地マレーシアというわけか。
極め付けは、旧正月名物の爆竹。隣国では禁止されているほか、中国本国でも禁止令が出ているところがある中で、これでもかと昼夜問わずバンバン鳴っている。来年も不浄の動物ネズミだが、これなら十分楽しめそうだ。(角)
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