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〔政治スポットライト〕日豪首相、ダーウィンで首脳会談開催

安倍晋三首相は16日、オーストラリアの北部準州(NT)ダーウィンを訪問し、モリソン首相になってから初の日豪首脳会談を行った。自由で開かれたインド太平洋地域の実現と戦略的協力の深化で合意した。また、海上安全保障について、東南アジアに加え太平洋島しょ国の能力強化を共同で支援することを確認した。地元各メディアが伝えた。

安倍首相とモリソン首相は、自衛隊とオーストラリア国防軍が相手国で円滑な共同訓練を行うための協定について、来年前半に妥結させることで一致した。北朝鮮問題についても意見を交わした。

両首相はこのほか、オーストラリア科学産業研究機関(CSIRO)と独立行政法人、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が、エネルギーとしての水素の利用開発や非在来型ガス開発の調査研究で覚書をかわしたことを明らかにした。さらに、オーストラリア内務省と日本の海上保安庁が海上安全の推進についての主旨書に署名したとした。

また両首相は、首脳会談前に、ダーウィンで戦没者慰霊碑に献花を行った。ダーウィンに日本の首相が訪問するのは初めてとなった。

■日米豪がインフラ支援で協力

日本と米国、オーストラリアは17日に、インド太平洋地域でのインフラ開発について、同地域の国々を支援するとする共同声明を発表した。

日本の国際協力銀行は先に、米国やオーストラリアの関連機関と、同地域でのインフラやエネルギー、資源開発事業への融資で協調するとした覚書をかわしている。

パプアニューギニアで17~18日に開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)では、関連会合で米国のペンス副大統領が、中国の一帯一路を批判。融資を強引に進めて中国に依存する経済関係をインド太平洋地域の国々に押しつけているとし、米国との関係強化の意義を主張した。

一方、日豪両首脳はAPEC前にダーウィンで行った会談で、同地域でのインフラ開発について支援を協調していくことを確認したが、米国か中国のどちらかを選択するものではないことを強調していた。

■豪米、パプア海軍基地を強化

モリソン首相は、APECに出席するためにパプアニューギニアに移動し、ペンス副大統領と会談した。両者は、オーストラリアが計画しているパプアニューギニア・マヌス島の海軍基地強化について、米国も参加することを確認した。

モリソン首相はまた、韓国の文在寅大統領と17日に会談し、朝鮮半島の情勢安定化について意見を交わした。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治

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