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Baa2据え置きもリスク指摘、ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは20日、フィリピンの自国通貨・外貨建て長期債務の信用格付けを「Baa2」に据え置くと発表した。格付け見通しは「ステーブル(安定的)」。ただ、インフレ高進や財源の割当問題などが格下げにつながるリスクも指摘した。

ムーディーズは、フィリピンの昨年の国内総生産(GDP)に占める一般政府負債の割合が約38%と、Baa格付け国の中間値を約10ポイント下回ったこと、経済規模が比較的大きく高度成長の可能性がある点などを格付け据え置きの理由に挙げた。

「Baa2」は投資適格級の下から2番目。同業フィッチも先に順調な経済成長と良好な財政状況などを理由として、フィリピンの格付けを同格の「BBB」に据え置くと発表。見通しについても、少なくとも向こう1年間は格付けに変化がないステーブルとしていた。

一方でムーディーズは、フィッチと同様にインフレ高進や最高裁判所による地方自治体への財源分配判決などが格下げにつながる可能性を指摘。連邦制への移行構想に関しても、公共支出の増大を招くだけでなく、地方政府の財源運営に懸念が残るとして、格付けのマイナス要因になるとの見方を示した。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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