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白金運輸、カイメップ港に物流センター

白金運輸(岩手県奥州市)は、南部バリアブンタウ省カイメップ港に隣接するフーミー第3工業団地で物流センターの建設に入った。来年7月ごろに稼働開始予定で、流通加工や混載貨物(LCL)など高度な国際物流サービスを提供できるようにし、5年後に年5億円の売上高を目指す。

海鋒社長は、ベトナム事業を東北の活性化につなげたいと考えている=19日、バリアブンタウ省

海鋒社長は、ベトナム事業を東北の活性化につなげたいと考えている=19日、バリアブンタウ省

物流センターの敷地は約2.25ヘクタール、倉庫の床面積は約6,000平方メートルで、8カ所にコンテナバースを備える。現地合弁ビナ・ジャパン白金ロジスティクスが運営する。ビナ・ジャパン白金には白金運輸が51%、フーミー第3を運営する地場民間タインビン・フーミー社が49%を出資する。総投資額は540万米ドル(約6億円)。

フーミー第3から2.5キロメートルの距離にあるカイメップ港は2009年から貨物取り扱いを始めたが、省内に有力な国際運送事業者による物流サービスがないことが課題だった。このため周辺企業はカットライ港などホーチミン市周辺港を利用しており、コスト上昇やカットライ港の混雑の深刻化につながっていた。白金運輸の物流センターが完成すれば、カイメップ港の利便性が高まり稼働率の改善も期待される。

■震災契機にベトナム進出

ベトナムは白金運輸にとって初の海外進出先となる。同社の主要な海上輸送の拠点である岩手県大船渡港や釜石港は東日本大震災で大きな被害を受け、海上コンテナの取り扱いが長期にわたり停止した。19日に開催された起工式のため来越した海鋒徹哉社長によれば、「地方の企業が元気なるためには、地方独自の国際物流を活性化させなければならない」との思いから震災前から検討していた海外事業を具体的に進めることになった。

進出にあたり白金運輸は国際協力機構(JICA)事業の一環として、15年からカイメップ港の活性化に向けた調査を始め、16年に日系物流企業として初めて同省ブンタオ市に現地法人白金ロジスティクス・ベトナムを設立した。同現法はフーミー第3に建てる倉庫を管理することで、日越間の一貫物流を実現させる。海鋒社長は、「将来は日越や東南アジア諸国連合(ASEAN)の物流網を結び、その延長上に東北の港を活性化したい」と先を見据える。


関連国・地域: ベトナム
関連業種: 運輸

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