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エアロケアと労組、雇用契約巡って対立

オーストラリアで航空会社に清掃と荷役サービスを提供するエアロケア(Aerocare)が、従業員との最新の雇用契約内容について、きょう27日にも2,500人の従業員に表決を求める方針だ。一方運輸労組(TWU)は、同社の提示する時間給は業界の最低賃金を8.50豪ドル(約704円)下回るとして反発している。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

エアロケアが検討している新しい雇用契約内容には、今後4年間の年率2%の賃金上昇や、年4週間の有給休暇を5週間に変更するなどの内容が盛り込まれている。シフト勤務者の時間外手当や付加金などの諸手当を時間給に組み込んだため、時間給は2012年時の契約内容と比べて18~30%上昇したという。しかしTWUは、休日や祝日出勤者用の手当として同社が算出した金額は少なすぎるとし、同社従業員が受け取る時間給は、業界の労使裁定(アワード)を少なくとも1時間当たり8.50豪ドル下回ると指摘している。

エアロケアは、2017年にも従業員による新規雇用契約の投票を実施。過半数の従業員が賛成票を投じたが、その後、労使裁定機関のフェアワーク委員会(FWC)がアワードを満たさない内容だとして却下していた。同社はFWCの判断を不服とし、連邦裁判所に上訴している。

同社はまた、TWUのシェルドン全国書記長に対して、従業員と話をするために通行許可証を提示せずにシドニー空港のエアサイドに立ち入ったとして提訴。同書記長は「30年の経歴の中で、エアサイドへの立ち入りについて抗議されたのは初めて」とし、「同社にとって都合の悪いことが、従業員の口から漏れないようにする狙いだ」と批判した。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 運輸雇用・労務

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