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相次ぐ中国の高官来訪、影響力拡大を視野

ミャンマーで3月末にウィン・ミン大統領が就任して以降、中国の高官によるミャンマー訪問が相次いでいる。中国はミャンマーとの関係を改善し、同国での影響力を拡大したいとみられる。

電子メディアのイラワジによると、中国共産党の宋濤中央対外連絡部長は25日、ミャンマーの首都ネピドーで、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相と会談。中国の高官としては初めて、ウィン・ミン新大統領と面会した。

先立つ22日には、王毅国務委員兼外相がテイン・セイン前大統領と会談し、「ミャンマー・中国経済回廊」の開発を推進していくと確約している。

ミャンマーと中国の関係は、テイン・セイン前政権が2011年、中国企業が推進する北部カチン州のミッソンダム開発を中断したことで悪化した。しかし、15年の総選挙でスー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が政権を獲得してから関係は改善に向かっており、中国はミャンマーへの支援を次々と表明している。

ミャンマーでの中国の影響力は極めて大きい。経済面では、王毅国務委員兼外相が提案したミャンマー・中国経済回廊計画に加え、中国は西部ラカイン州のチャウピューと雲南省を結ぶ天然ガス・原油パイプラインを既に稼働させているだけでなく、チャウピューで深海港の開発も進めている。

ラカイン州のイスラム教徒少数民族ロヒンギャ迫害問題に関連しても、国際社会の非難が強まる中でミャンマーを擁護する立場を明確にした。国連安全保障理事会の代表団による5月の同州訪問受け入れも、中国がミャンマー政府を説得したとの見方がある。

国内武装勢力との和平交渉でも、中国政府は、北部の少数民族武装勢力を政府との対話の場につかせると約束。スー・チー氏も中国に和平プロセスへの支援を要請している。


関連国・地域: 中国ミャンマー
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治

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