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テイクオフ:インドネシアでタクシー…

インドネシアでタクシーに乗り、後部座席の扉を閉めようとアームレストに手をかけると、握りの部分にごみが捨てられていることがある。他国でもあったが、当地ではかなりの頻度で出くわす気がする。

そりゃアメをなめようとして、包み紙をふと隙間の部分に入れてしまう気持ちはわからないでもない。「公共意識が~」だのと講釈を垂れるつもりはない。ただ、詰まっているものに指が触れ、それがじんわりと湿っていたとき、頭の中で怒りと情けなさと、なんとも言えない敗北感がない交ぜになる。

指先の触感は、太古の昔の名残からか、危険を察知するため触感が他の器官に比べて敏感に脳に伝達される、とかいう話を昔何かで読んだ記憶がある。あの指先から脳みそに伝わる、じわっとする感触は、なぜか今も記憶に残っている。ごみは乾き物だけにしてほしい。(角)


関連国・地域: インドネシア
関連業種: 社会・事件

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