〔ポッサムのつぶやき〕苦労多い?豪30代の女性役員

オーストラリアの30代の女性企業役員は、ストレスや精神不安、うつなどの精神疾患を患う可能性が男性より3倍高いことが最新調査で明らかになった。入院患者対象の従来データに対し、役員の症状評価に視点を当てた総合的調査であるため、より実情を反映しているものとして関心を集めそうだ。21日付シドニー・モーニング・ヘラルドが伝えた。

役員専門保健医療サービスのエグゼクティブ・ヘルス・ソリューションズ(EHS)が、2013〜17年の間に行った各業界の役員3万人の健康調査をまとめた報告書によると、30〜40代で「明らかな」精神疾患の症状を訴えたのは男性の3%に対し、女性役員は7%だった。業界別では製造業とエンジニア業でその傾向が強かった。対象20業種の中では、会計が男女共に最も精神的安定性が高かった一方、電気・ガスなどの公共サービスが最も低かった。

EHSの役員で組織心理学者のフラナガン氏は、特に30代と40代の女性は、育児とキャリアの両立という圧力を抱えていると説明。50代では男女のストレスに差がない一方で、40代は精神疾患の症状を訴える女性は男性の1.5倍という。

同氏は、企業による柔軟な労働条件の必要性を強調し、女性は自身のニーズに対応できる柔軟性が企業にあるかどうかを検証すべきとしている。

16〜40歳の女性2,000人を対象にした別調査では、9割が柔軟な労働条件が重要と考えているものの、実際に柔軟な条件を利用できると答えたのは16%のみだった。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 経済一般・統計医療・薬品社会・事件雇用・労務

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