〔政治スポットライト〕NZイングリッシュ前首相、政界引退へ

ニュージーランド(NZ)の前首相で野党国民党のイングリッシュ党首は13日、2月27日付で党首を退任し、政界を引退すると発表した。退任理由は明らかにせず、「引退後は公私ともに新たな道を模索していく」と述べるにとどまった。退任演説は3月1日に行う見通し。Scoop.co.nzが伝えた。

イングリッシュ党首は「1990年に政界入りして以来、国民のために働くことができて光栄だった」と強調。また、「今の国民党には、次期総選挙で政権奪回が狙えるほどの実力とエネルギーがある」と強調し、「今こそが退任にふさわしい時期と判断した」と述べ、政界引退を表明した。

このほか同氏は、過去27年にわたる議員生活を振り返り、「保健相時代にはイノベーション事業に注力。財務相時代には世界金融危機を経験し、NZ経済の立て直しに尽力した」と述べた。

イングリッシュ党首は2008年に発足したキー政権下で、副首相兼財務相として首相を支えた。キー元首相の辞任後は、16年12月から首相を務めたものの、昨年9月の総選挙でアーダーン首相率いる連立与党(労働党・NZファースト党・グリーンズ=緑の党)に敗れた。

国民党内部では、先の選挙で第一党となりながら議会過半数を確保できず、NZファースト党との連立協議でつまずき、野党に転落した責任を追及する声が議員から上がり、一部からはイングリッシュ氏の辞任要求まで出ていたという。


関連国・地域: ニュージーランド
関連業種: 政治

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