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鉄鋼NSCの再生、PEZAが投資家を仲介

フィリピン経済区庁(PEZA)は、経営破綻した鉄鋼大手ナショナル・スチール(NSC)の再生に向け、投資家を仲介する役割を買って出る。既に多くの外国企業が関心を表明しているため、NSCの操業再開に向け、積極的に協力する姿勢を表明した。15日付地元各紙が伝えた。

PEZAのプラザ長官によると、北ミンダナオ地方イリガン市のNSC再生には、以前の運営企業であるインド系グローバル・イスパット・ホールディングスのほか、中国、ロシア、韓国、台湾の企業が関心を表明している。「各社は、NSCの施設がそのまま残されていることを利点とみている」と説明した。

ただ、同長官は、NSCが抱える債務付きでは、企業の投資を呼び込むことは不可能との認識を提示。債権者であるイリガン市や送電事業者ナショナル・トランスミッション(トランスコ)との調整などに積極的に関与し、企業の投資実現につなげたいとの意欲を表明した。PEZAは債権者に対して、未払い料金などをNSCの株式と交換する方式などを提案する方針だ。

NSCが抱えている債務は、不動産税の滞納額が約40億ペソ(約88億円)、トランスコへの電気料金未払額が8億ペソなど。さらにNSCを再生し、年産能力300万トンの設備を整備するには約30億米ドル(約3,325億円)が必要との試算も出ている。

PEZAはまた、NSCの操業復活と並行し、新設の鉄鋼一貫生産施設への投資も呼び込む。地場鉄鋼最大手スチール・アジア・マニュファクチャリングは先に、ルソン地方に製鉄施設を建設すると発表したが、プラザ長官は「地場大手だけで一貫生産施設を建設するだけの資金は捻出できない」との見方を示した。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 鉄鋼・金属マクロ・統計・その他経済

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