〔ポッサムのつぶやき〕上司に性的画像送ったら……解雇覆らず

オーストラリアの労使裁定機関フェアワーク委員会(FWC)はこのほど、上司にスマートフォンで性的な画像を送りつけたことを理由に解雇された小売り大手コールズの元社員が不当解雇で訴えていた件について、上司が送付された画像を嫌がっていなかった様子であることからセクハラには当たらないとした上で、同社の行動規範には反しており、不当解雇ではないとの判断を下した。23日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

コールズの製パン部門の従業員だったジェイ・ヒギンズ氏は、病気休暇(シックリーブ)の取得について話し合っていた際、親指を男性器に差し替えた片手の画像を上司に送信。次に、バイクのチェーンにからまった男性器の画像を送りつけたという。

上司はこれにショックを受け、会社に報告。ヒギンズ氏は停職処分になった後、不品行とセクハラを理由に解雇された。

ヒギンズ氏は、上司とは友人同士で、性的な画像を送った時にも嫌がってはいなかったと述べ、職場では性的なことについて語るのが「普通のことだった」とし、不当解雇を主張していた。だが、上司はこれを否定。ヒギンズ氏とは友人関係にはなかったとしている。

これに対してFWCのコミッショナーのシンプソン氏は、フェイスブックなどを通じても交流があったことから2人は私的な関係にあったと考えられ、最初に送り付けられた画像に対して上司が「すごい写真だね」と返信していると指摘。セクハラには該当しないとした上で、職場の尊厳を守るというコールズの行動規範に反しているのは明らかだと述べ、同社がヒギンズ氏を解雇する十分な理由が認められるとしている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 社会・事件雇用・労務政治

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