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口座情報の国際共有も利点に=ラブアン

国境を越えた脱税や悪質な租税逃れを防ぐため、各国の連携が進んでいる。マレーシアもこのほど経済協力開発機構(OECD)が定めた「共通報告基準(CRS)」を批准し、非居住者の持つ国内金融機関の口座情報を、来年から海外当局と交換・共有し合うことになる。世界各地にある租税回避地(タックスヘイブン)の金融市場縮小も懸念されるが、その1つである連邦直轄領ラブアンの金融運営当局は、「透明性確保は十全」として、新たな事業獲得に自信を示す。