ミャンマーの宿泊施設数が、7月末で1,000軒を突破した。海外からの訪問者急増による宿泊需要の拡大を背景に、最大の都市ヤンゴンを中心にホテルへの投資が活発化している。外国人の来訪者はさらに増えると見込まれており、宿泊施設の数も一段と増えるとみられる。5日付の現地紙ミャンマー・イレブンが報じた。
ホテル・観光省によると、7月末時点での宿泊施設数は1,019軒で、3月末の960軒から約60軒増加した。主にヤンゴンと第2の都市マンダレーでホテルの開業が相次いだ。客室数は3万7,482から3万8,722に1,240増えた。等級別のホテル数は5つ星が6軒、4つ星が17軒、3つ星が83軒、2つ星が116軒などとなっている。
ホテルに対する投資額は、6月末時点で外国企業によるものが累計で18億5,000万米ドル(約1,882億円)、現地企業によるものが6,670億チャット(約700億円)になった。
宿泊施設に対する投資は引き続き旺盛で、不動産仲介大手の米ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)によれば、客室数は向こう5年でさらに5割増える見通し。ヤンゴンを中心に国際資本の進出も続く。年内に仏系の「ノボテル」がオープン。17年には「パンパシフィック」と「シャングリラ」も開業する。
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