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豪金利、10カ月連続で2.5%に据え置き

オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は3日、前月に引き続き政策金利を2.5%に据え置くと発表した。据え置きは昨年9月以来10カ月(9会合)連続で、市場の予想通りとなった。資源投資が低調で鉄鉱石価格が下落する中、利下げに反応しやすい住宅部門が堅調なことから、RBAは年内は低金利を維持するとみられる。

RBAのスティーブンス総裁は発表した声明の中で、世界経済の改善に触れ、資源輸出が拡大する中でオーストラリア経済が予想よりも安定しはじめているとした。またRBAは、失業率が改善するのはしばらく先としたものの、過去数カ月の雇用市場の改善を指摘した。

同総裁は低金利に刺激を受けやすい住宅市場について、住宅価格が落ち着きつつあることを指摘し、低金利政策がオーストラリア経済を下支えしていると評価した。

発表を受け豪ドルは一時、発表前の1豪ドル=0.9248米ドル前後から、0.9267米ドルまで上昇した。

■「今後も低金利続く」

エコノミストらの間では、連邦政府の緊縮予算案を受けた消費者マインドの低下と、鉄鉱石価格が1トン当たり100米ドル(約1万237円)と過去20カ月で最低水準に下落したことにより、RBAが今後もしばらく政策金利を据え置かざるを得ないとの見方が広がっている。RBAの元理事である経済学者のマクキビン氏やグレゴリー氏は「RBAは、現在の史上最低の政策金利2.5%を向こう6カ月間は維持する必要がある」との見解を示した。

一方、予算案の分析を専門とするACILアレン・コンサルティングのバルトス氏はアボット政権の予算案について「根本的な構造改革が必要となる問題が露呈してきている。政治的に難しいかじ取りが1期目の現政権に要求される」とした。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 鉄鋼・金属金融建設・不動産天然資源マクロ・統計・その他経済政治

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