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北京

コラム

外国人が多く集まるバー街で、地方からやって来たらしき女性にこう声をかけられた。「子どもをもらって下さい」どうやら彼女らはこうやって、外国人の中から農村の子どもの里親を探そうとしているらしい。
国際養子縁組みの子どもに身体検査を行う病院によると、ガリガリで引き取られて行った子もみな、海外で大切に育てられ、健やかに暮らしているという。先日出産したハリウッドスターのアンジェリーナ・ジョリーさんは、これまでにカンボジアとエチオピアから養子を迎えていることでも有名だ。子どもを持ったことはないが、実子であれ養子であれ、愛されて育つ権利があるのだと思う。
社内はベビーブーム。愛情溢れる報告を読むたび、親元で大きくなれない子の、幸せの行方を考える。(豆)