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3Q成長率はマイナス6.2%、統計開始後初

経済

ベトナム統計総局(GSO)は29日、ベトナムの2021年第3四半期(7~9月、3Q)の実質国内総生産(GDP)の伸び率が前年同期比でマイナス6.17%だったと発表した。新型コロナウイルスの感染第4波の影響で7月以降、全国各地でロックダウン(都市封鎖)を含む厳しい社会隔離措置が実施され、特に南部では操業停止に追い込まれる企業が相次いだことが響いた。 ベトナムの四半期ベースのGDPがマイナスとなるのは、現行方式での統計が始まった2010年以来初めて。地元メディアによると、00年以降でもマイナスは初めてという。 産業別に見た第3四半期のGDPの伸び率は、寄与度が最も大きい工業・建設業部門が前年同期比マイナス5.02%、それに続くサービス業がマイナス9.28%に落ち込んだ。農業・林業・漁業は1.04%増だった。 ベトナム政府は厳しい規制による経済への影響を深刻に受け止めており、10月以降、コロナ対策を徹底しつつも経済の正常化を進める方針に舵を切り替えつつある。

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