首相選、野党党首アヌティン氏を選出
経済
タイ下院は5日、野党の中道「タイの誇り党(名誉党)」のアヌティン党首を新首相に選出した。首相指名選挙の得票数は311。最大与党のタクシン元首相派「タイ貢献党」の候補チャイカセム氏は152票だった。 アヌティン氏は58歳で、ゼネコン大手シノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクションの創業家出身。2004年にタクシン政権の保健副大臣として初入閣。24年発足の第1次ペートンタン政権では副首相兼内相を務めた。 誇り党は貢献党との対立が表面化し、今年6月に連立与党を離脱。アヌティン氏はペートンタン氏の失職に伴い、首相指名選挙の出馬に向けて最大野党「国民党」の支持を取り付けた。