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政策金利3年ぶり引き下げ、景気下支えへ

経済

ベトナム国家銀行(中央銀行)は14日夜、一部の政策金利について15日から0.5~1ポイント引き下げると発表した。ロイター通信によれば利下げは新型コロナウイルスの感染が拡大していた2020年以来3年ぶり。米国の一部銀行が破綻するなど金融市場の不透明感が高まる中、昨年秋以来の金融引き締めを一部緩和し、市場金利を低めに誘導することで、景気の下支えを図る。 基準割引率(ディスカウントレート、公定歩合)を4.5%から3.5%に、国家銀行が金融機関の決済での資本不足を補うことを目的とした銀行間(インターバンク)市場での翌日物(オーバーナイト)金利を7%から6%に引き下げる。